ホホバオイルの紹介
ホホバオイルの原料となるホホバは、アリゾナの南部やカリフォルニアなど、過酷な砂漠地帯に育つツゲ科の多年草です。
このホホバから抽出された天然のオイルがホホバオイルとなります。
ホホバオイルは、全ての肌タイプに使用できるオイルと言われています。
ホホバオイルには人の肌の成分である『ワックスエステル』が多く含まれており、人間が作り出すワックスエステルと同成分のため、非常に肌なじみがよく、アレルギーなどの症状が起こりにくいとされています。
医療面には、人工心臓の潤滑油にも使用されるほど、安全性の高い天然オイルと知られています。
その為、上記にも書きましたように「脂性肌」や「乾燥肌」は勿論のこと、アレルギー肌や敏感肌などの全ての肌タイプの方に安心してご使用頂けるのです。
また、ホホバオイルは酸化しにくいので、添加物・防腐剤を使用しなくても長期間の保存が可能です。
その他、耐熱性にも優れているため、採取した時と変わらない高品質をキープすることができ、バクテリアなどの細菌などに対しても強い抵抗力があるといわれています。
【ホホバの優れたところ】
◇保湿
水分を逃がさない保湿にすぐれた植物であるホホバの特徴から、ホホバには高い保湿力が期待されます。
肌馴染みがよく、乾燥肌から敏感肌、アレルギー肌などの肌の弱い方にも安心してご使用頂けます。
非常に皮膚への浸透性が高いのも特徴的ですので、保湿しながらもべたつきなく、さっぱりした使用感です。
◇美肌
角質が硬くなるのをふせぎ、柔らかい弾力のある肌を作る効果があります。
新陳代謝を活発にして、メラニン色素とともに角質を排除し、透明感のある肌を生み出します。
◇にきびや吹き出物をふせぐ
皮脂の過剰な分泌を抑えて皮脂分泌量を調整してくれますので、にきび・吹き出物をできにくくしてくれます。
◇紫外線防止
ホホバは砂漠地帯などの過酷な環境で自生していますので、強い紫外線にも耐える力を持っています。
ですので、ホホバオイルにも、紫外線を防ぐ力があります。
ホホバオイルの歴史
≪エピソード≫
数世紀前から、ホホバオイルは、アメリカのインディアン・メキシコ・アメリカ南西部の先住民の間で使用されて来ました。
不毛な乾燥地帯では、液体は非常に貴重なもので、ホホバを潰して搾り出したオイルは肌や髪につけて、強い太陽の日差しから肌を守るために利用しました。
その他にも、やけどや皮膚のきずの治療薬として使用されてきました。
ですが、ホホバオイルにはもっと役立つ効能があったのです。
実は、ヨーロッパからアメリカへ渡った開拓移民たちはホホバの優れた効能に気づき、『砂漠の奇跡の植物』として重宝するようになったといわれています。
そのきっかけとなったのが、1971年のマッコウクジラの捕獲禁止でした。
それまで、産業用・工業用の機械油・時計などの潤滑油、そのほかにもペンキなどの建材の原料・照明用燃料などありとあらゆる様々なものに利用されてきたマッコウクジラからとれるオイルの代替品として、類似点が多いホホバオイルが示されたのでそこから、オイルを採るために本格的にホホバの栽培が始められました。
≪ホホバの普及≫
はじめはマッコウクジラから採れるオイルの代替品だったホホバオイルでしたが、その後の研究が進むにつれて、ホホバオイルの独自の優れた特性が認識され現在においては、工業用から化粧品まで幅広く利用されるようになりました。